桧や杉は世界でも希に見る良材です。
強度や耐久性、加工性や入手性、経済性と言った性能の面においては言うに及ばず、
意匠性においても最高の結果をもたらしてくれる素材です。
その幽玄優美な木肌の表情は、安らぎや調和を表現するのに最適で、伝統的な和の空間はもちろんのこと、ナチュラルでリラックスした現代的な空間を構築するのにも最適です。

しかしながら、そのように考えている建築関係者や木工家はまだまだ少ないように感じます。

「桧や杉が余っているから使って下さい、それがエコですよ」と呼びかけるばかりでは、積極的に選んではもらえません。価格は低迷し、需要拡大にも限界があるでしょう。

私は、一建築家、一木工家として、桧や杉を選択することがどれほど良い選択であるのかを、実例を作ることによって示して行きたいと考えています。

他材を以て代え難い桧や杉の魅力を表現し、ともすればネガティブになってしまっているそのイメージを、本来あるべきポジティブなものに戻すこと。それが達成されればこそ、根本的に、桧や杉の需要拡大が達成されるのではないかと考えています。

本プロジェクトは、全国で問題となっている、
山と森の問題、桧と杉の需要拡大という課題に対して、
建築および木工の立場からなにか出来ないかと考え、
取り組んでいるプロジェクトです。
【プロジェクトの現在地点】
右の資料は、2011年9月3日に飛騨・世界生活文化センターで行われた、NPO 山と森 お援け隊 第1回総会・交流会(高山および飛騨の両市長をはじめ間伐材問題に取り組む関係者が多数出席)において、この問題に対する私の考えと取組を発表させて頂いた際の資料で、プロジェクトのほぼ現在地点を表しています。

(一部公開できない項目があることをお詫び致します)


2011年10月28〜30日 「2011飛騨・高山 秋の文化・産業フェスティバル」にて、杉と桧の家具の試作品数点を展示させて頂きました。
【杉・桧の家具、プロダクト】
【ミニ温室】
【TVボード】
【ごみ箱】
【ティーテーブル(製作キット)】
【ティーテーブル】
【花台】
【スツール(ワークショップ作例)】

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